
岐阜県に建てられた地面から突き出たようなこの三角形の住宅は、佐々木勝敏建築設計事務所が設計した。

「Ogaki House」と呼ばれるこの住宅は、内部空間のありとあらゆる開口部が住宅の中心に設けられた小さな中庭に面して設けられている。

寝室、リビングエリア、プール及び浴室は1階に設けられ、さらに2つの寝室は上階の庇部分に設けられている。

この地域特有の強風のために、三角形という形態によって構造体にかかる荷重を減少させる家が提案された。

開放的な中央の空間は特に夏の間必要な自然換気をもたらす。

オープンプランをもつロフトの床の木製枠組からは下の階が見下ろせる。

写真撮影:ヤノ・トシユキ

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佐々木勝敏建築設計事務所からの説明は以下の通り。
この住宅建築は敷地計画および周辺環境の条件によって生まれました。

冬期は強い西風(伊吹降ろし)がこの地域で吹くので、屋根を地面近くまで延長し、屋根に起こる冷たい風を受け流すことによって建物にかかる荷重を抑える計画となっています。

夏期には、中庭のヴォイドを抜けて室内に蓄積された熱を外部に放出し、そして中央のヴォイドはさまざな要素を設けた構造となっています。

開口部は敷地の東西にある中庭にのみ面しており、南北方向には開口部は全く設けてありません。

これによって夏の間の熱貫通と冬期の熱損失が開口部を通して制御されます。

一方リビングルームとパティオは生活と自然との間の親密性に関する明確な提案をする三角形のボリューム内に配置されています。

しかしながらこの家の設計において最も重要な要素は、どのように家族の間でのコミュニケーションが確保されるかということです。

さらに言えば、このデザインにはコミュニケーションを促すたくさんの要素が含まれています。例えば(こどもたちが帰宅した時にお母さんと対面できるような)玄関に面したキッチン、(4人の娘さんたちが共有する)2階いっぱいに広がるこども部屋、家族みんなの声が聞こえるような(ルーバー式の床をもつ)開放的な天井空間などです。

敷地のコンテクストや外部の要素、熱環境、家族のコミュニケーション、構造計画やコストなどを考慮した結果、三角形のデザインを起用しました。
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プロジェクト内容
所在地:岐阜県
敷地面積:130.64m2
建築面積:74.54m2

延床面積:106.42m2
構造:木造在来工法
外壁:木製サイディング
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内装:ラワン材
竣工:2010年7月
デザインチーム:佐々木勝敏建築設計事務所
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構造事務所:マサキ・ストラクチュラル・ラボラトリ
施工:玉田建設
※敬称略
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