

「階段の家」と呼ばれるこの住宅建築は庭から始まる階段を屋根まで上ることができる。

踏面の間のガラススリットによって家の中に日光が差し込む仕組みになっている。

住宅内部は稀に見る特徴を最大限に生かすため、段状の構造をそのまま見えるようにしてある。

建築事務所からのくわしい説明は以下の通り。
コンセプト
この家の施主は30代の若い夫婦です。二人とも教師で双子のお子さんがいらっしゃいます。

この施主は彼らの夢の家の設計を当事務所に依頼された時、3つの鍵となるテーマを抱いていました。

一つ目は彼らの生徒たちが訪ねてくるのをとても楽しみにしているので「みんなが集うことができるところ」、二つ目は「暖かくて明るい家」、三つ目は「プライバシーを保つ」でした。

敷地は海岸に位置しています。冬は海からの強く冷たい風にさらされ、ほんの数時間の日照時間しかありません。

敷地の南側には、3m幅の道路と空地に向かって4mの高さの土手があります。

西面は激しい太陽光と海風が直に当たります。

北側には、地元の村に向かう道路が通っており、東側には2階建てので住宅が迫っています。

施主の3つのキーワードと敷地の立地を考慮しながら、解決策としてこの「階段状」の家を設計しました。

家の中に日光を取り込むために、南に面している階段の踏面の隙間に無数のガラススリットを設けています。このガラススリットによって住人が解放感を感じるのみならず、同時にプライバシーが保たれています。

この「階段状」の家は人々が自然に上を見上げるように仕向けます。全く圧迫感を感じることはありません。階段状の壁は磁器タイルが貼られており、それゆえメンテナンスが不要です。

外部構造が庭と屋根をつなげ、家の内部は私的空間であるポーチ/入り口/ラウンジエリアと寝室をつなげています。窓はプライバシーを保ちながらも、できるだけ自然光を取り入れるように設計され配置されています。

加えて、「階段の家」は採光と換気の両方を非常に効率よく行なうという目的を果たしています。

夏には、南側に設けられた小さな庭を通って気持ちのよい潮風が吹き上がってきて、北側の開口部と換気扇を通って熱気を外部へ排出してくれます。

またスリット状の窓は強烈な直射日光を遮ると同時に、間接的に反射光を室内に取り込みます。
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冬は、この家の設計によって室内に最大限の太陽光を取り入れることができるので、室内を暖かく保つことができます。さらに床暖房と暖炉からも快適な暖かさを得ることができます。
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「階段の家」はどんなタイプの気候にも適応できる完璧な解決策と言えます!

所在地:島根県、大田市
主要用途:住宅
敷地面積:417.80 ㎡

建築面積:98.22 ㎡
述べ床面積:142.66 ㎡
施主:コーイチ・イワタニ&マサエ・イワタニ

建築家:三宅正浩(y+M design office)
ディレクター:吉本英正(y+M design office)
※敬称略
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