
建築写真家のエドモンド・サムナー(Edmund Sumner)氏が送ってきた写真に撮影されている建物は、Matharoo Associatesが.インドのアーメダバードに建設した総工費12,000ドルの住宅を兼ねた養魚施設で、球状のコンクリートが重りとして付けられたシャッターが印象的である。


この建物は別荘としても利用される。

両側がシャッターで囲まれた中心部の細長い部屋は、庭と水槽に面している。




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以下はリス・ウイリアムズ氏によるこの建築に関する説明である:
インド、アーメダバードMatharoo Associates設計の
1平方メートル当たり100ドルの「球の家」
アーメダバードから車で20分の郊外にある農地に建設されたこの建物は、観賞魚店の所有者のための施設で、養魚場と同時に別荘としての役目も果たします。

4基の養魚用水槽を中心に設計されたこの施設には、居間としても利用できる観察室があります。

工費を削減するために設計面で様々な工夫がなされています。例えば、標準仕様のコンクリートを使用した厚さ125ミリの外壁、一ヵ所で3つの浴室をカバーする配管設備、プレスした亜鉛メッキ鋼板を使用したドアや窓、さらに金属製の棒を折り曲げた施錠用の取っ手などが挙げられます。

農道から建物に向かうと、雑木林に囲まれた特徴のない入口に突き当たります。

水槽を設置するためには仕切りのないスペースが要求されるため、塀や外壁が水槽を支える役目を果たします。

これらの水槽は居住空間にまで続くガラスで囲まれ、コンクリートよりも安価なガラスを使用することで、工費の面において大きな利点があります。

建物に入るとすぐ左側に小さな来客用のトイレがある一段高くなった廊下に突き当たり、そこを左に行けば寝室に、まっすぐに進めば居間に至ります。

建物は様々な角度から水槽が眺められる構造になっていて、水面の高さに設置されている寝室内の戸当たりからは長く伸びる水槽が見渡せ、同時に窓が開いている時には、居間から水槽全体やガラス越しに魚の様子を眺めることができます。

全体の半分が地下にあるため土台が不要な細長いコンクリートの箱型建築物は、敷地全体を統一感のある特徴的な2つの部分に分け、庭に面した片側と対照的に、反対側に9,000リットルの容量を持つ養魚用の水槽4基を収容しています。

中央に位置する居住部からは、建物上部から外側を覆うように目の高さまで伸びている金属製のシャッターによって光が差し込み、庭と水槽の両方を眺めることができます。

シャッターが閉まると、長さ13メートル幅3.6メートルの室内は水槽の光に照らされ、開くと、細長い箱型の建造物は外壁が直角に羽を広げた様な姿に変身します。


コンクリート製の窓枠は様々な機能を果たします。庭に面した窓枠はベンチであり、子供たちが庭園や中庭から入るための踏み台にもなり、さらに風雨から建物を守ると同時にネズミや蛇よけにもなります。

それは多くの人が集まる際に調理台に取り付けられたカウンターとしての役目も果たします。建物の正面にある草で覆われた小高い丘の地下には、生物ガス処理設備、 5,000リットルの雨水を溜める貯水槽、さらに熱交換用の配管が収容されています。
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プロジェクト名称:球の家
所在地:インド、グジャラート州アーメダバード
設計:2003年
着工:2004年
建築家:Matharoo Associates
責任者:Gurjit Singh Matharoo
プロジェクトチーム:Gurjit Singh Matharoo(建築責任者) - Hardik Pandit(補佐)
依頼主:Mahesh Mohatta
コンサルタント:
建築技師: Rajendra Singh Matharoo
内装:Matharoo Associates
景観建築:Matharoo Associates
協力者:
工事請負:Shriram Builders, Ahmedabad
建築概要:居間、寝室、管理人室、養魚用水槽(4基)、キッチン、洗面所(3か所)、駐車場(1台分)
建築構造:コンクリート製スラブ及び外壁
建材:強化セメントコンクリート
敷地面積:約530 m2
建築面積:約130 m2
延べ床面積:約130 m2
総工費:12,000ドル(2004年時点) - 1平方メートル当たり100ドル
投稿/ジョー・ミルズ
翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
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