

「十字架の門 / The Cross-Gate」 と名付けられたデュコヴァニーの構造物は、墓地から続く小道の端の木の真ん前にある。


デュコヴァニー
かつてこの場にあった十字架を今再び同じ場所へ戻すことをコンセプトに掲げています

門の一部には十字架が形成されておりその存在意義と新しい象徴を秘めています。想像上の「生と死」の境目なのです。

それは東西に分け隔てることのできる後ろ側の場所。門を通り抜けることは、心静かに瞑想できる「あちらの世界」への到達を意味します。

景色を分け隔てることは可能です。分散しやすい小さな牧草地ではないものの、まず最初にすべき事は門を通り抜けること。木の存在が門全体を見渡すことを阻んでいます。

その門は墓地と繋がっています。墓地から続く小道によって繋がっています。しかしながら、門の背後にはいかなる道も存在しません。

壁とリンテル(まぐさ)は板状の藁に挟まれたコンクリートで成形され、2010年1月10日午後1時、火が放たれました。

燃焼により、壁には新しい風合いと色合いが生まれました。また、灰と化した藁はその場に放置されました。リンテル(まぐさ)の十字架を有する東側の壁には、多くの薄板片状の金が貼り付けられました。この儀式によって十字架が誕生しました。

左側の壁のスペースへと足を踏み入れると、そこには壁の上に水平に渡されたリンテル(まぐさ)があり、もう一方の垂直に立つ壁に半分差し込まれています。このように十字架が形作られました。(4年前、かつてそこにあった十字架は他の場所へ移されました。そして今、再び復活を果たしたのです。)


木の後方の十字架の一部でもある壁の上部を切り取りました。よって、木の下に座ったりキャンドルや花をたむけることが可能になりました。

その場所へ到達するには、木の前を通らなければなりません。木の存在が、門の内部の通り抜けや直接的な移動を阻んでいます。

前方からのみ十字架を読み取ることができます。また、もう一方の壁が木とちょうど並んでいる後方のポイントからも十字架を目にすることはできます。
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木の下にあるベンチに座ると、南方向には何もない広大な景色が広がり、北方向には市街地や私達をここまで導いてくれた小道が見渡せます。
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立案者:建築家 イーヴォ・パブリック氏
イーヴォ・パブリック氏、ルーシー・ヒティロヴァー氏、ダナ ノヴァーコヴァ アーキテクツ
投稿 / ローズ・エサリントン
翻訳 / ハートフル・ジャパン 福田美和
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