
ロンドンの建築事務所ドュ=ライク・マーシュ・モーガン(de Rijke Marsh Morgan)は荷物の集配所をギャラリーやカフェに改装して、モダン・アート・オックスフォード(Modern Art Oxford)を増築した。

夜間には下ろされたままの塗装を施した巻き上げ式シャッターの隙間からは、ギャラリーが閉まっている時でも内の様子や美術品が外の通りから眺められる。

シャッター以外に仕切りの無い開放的な空間によって、ギャラリーと通行人の間に親近感が生まれる。

内装や天井には木材とポリカーボネート製のパネルを使用し、集配所の舗装された床は黄色い目印とともに元の姿をとどめている。

通りと段差のないこのスペースは、ギャラリーへの通路であると同時にロビーなど他にも様々な役目も果たす。

建築家からの詳細は以下の通りである。
モダン・アート・オックスフォード
所在地:イギリス、オックスフォード
完成:2010年
多目的施設に改装された既存の1階部分は、映写会や各種イベント、さらにイン
スタレーションやカフェとして様々な利用方法が可能になります。

ギャラリーをより身近な施設にするモダン・アート・オックスフォードの試みは、ドュ=ライク・マーシュ・モーガン(dRMM)建築事務所がイギリスに設計した、既存の集配所を新しいギャラリーの一部に組み込んだ通りに面した「店舗型」の展示場によって実現しました。

幅5m奥行15m高さ5mのスロープ状になった新しいロビーは、白い漆喰塗の暫定的なインスタレーションであるにも関わらず、丁寧な加工を施した巨大な板材とポリカーボネードのパネルで構成されています。

この空間全体は、芸術家によるその時々の展示作品や企画によって様相を変えていきます。

この「ヤード」によって、オックスフォード中心部の通りに面した入口から人が直接入館できるというメリットが生まれ、美術館全体に活気をもたらします。このような設計は、通りの景観向上につながると期待されます。

この「ヤード」があることで、通りがかりの歩行者や自転車利用者、さらに買い物客に至るまで幅広い層の人々が、美術専攻の学生や美術愛好家のような気楽さで芸術を楽しむことができます。

仕切りのない入口によって、日中はギャラリーとオックスフォード通りが直接結ばれます。夜間になると、色鮮やかで空洞の付いた巻き上げ式シャッターを通して、通りから芸術作品とも言える「ヤード」とその内部の様子を垣間見ることが出来ます。

今回dRMM 建築事務所が設計した「ヤード」は、モダン・アート・オックスフォード(MAO)所長のマイケル・スタンレー氏を始め、土木工学の専門家、飲食業界のコンサルタント、さらに発光ダイオード製造業者からの提案と協力によって実現しました。

リチャード・ウッド氏によるバーの装飾や備品やシャッターによって、MOA とdRMMが設計したギャラリーは「実用性」を重視した建築になっています。

建築概要
所在地:イギリス、オックスフォード市中心部
起工:2010年3月
完成:2010年10月
依頼主:マイケル・スタンレー、ヘレン・シルトン、キャロライン・ウィニコット(モダン・アート・オックスフォード)

プロジェクトチーム
建築家:ドュ=ライク・マーシュ・モーガン(アレックス・ドュ・ライク、いその・さとし、やなぎさわ・じゅんこ)
芸術:リチャード・ウッド
建築技師:リッジ&パートナーズ

木材加工:イギリスKLH社
料理コンサルタント:ジョニー・コンロイ
受注業者:Knowles and Son
素材
合板、ポリカーボネート、漆喰
投稿/キャサリン・ウォーマン
翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
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