

「ポスト・フォッシル」展と呼ばれるこのショーは、自然の素材と原始的な形態に立ち戻って、デザイナーが過去をふまえて予期した未来をどのようにエデルコート氏が捉えるかを検証するという内容。
・フォッシル = 化石

展覧会は4月24日より6月27日まで開催。

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以下は21_21 Design Sightからの詳しい説明。
世界的に有名なトレンドクリエーターであるリー・エデルコート氏の目からみたデザインの世界における新しいトレンド:この展覧会は71人のデザイナーによる130点以上の作品を集めたものです。「さらに先を見通すデザイン発信の場」になるよう努力する精神に則って、21_21 DESIGN SIGHTで、「ポスト・フォッシル:21世紀のデザインを発掘」と名付けられたエキシビションを2010年4月24日に開催します。この展覧会の監修にはトレンドクリエーターのリー・エデルコート氏が携わっています。

リー・エデルコート氏はトレンド傾向予想の分野の第一人者で、社会の発展と人々の価値変化の兆候を解読するために、社会的および経済的実態に深く傾倒しています。彼女の独特な観察力を通して、エデルコート氏は世界中の様々なブランド、教育、出版および展覧会のコンサルティングを行って影響力のある信望を築いてきました。ひとつの例として、氏が1999年から2008年まで教育委員長として従事したアイントホーフェン(オランダ)のデザイン・アカデミーにおける教育カリキュラムは高く評価されています。

前世紀にわたってコンサルティングを行った価値システムは、グローバルな経済恐慌の後に見直されています。エデルコート氏は現在、束縛されない自由さで創作し、従来のデザイン概念に挑戦し覆そうとする新世代のデザイナーによって設定されるトレンドに注目しています。これらのデザイナーは人類の歴史の段階を辿って、モノづくりのまさしくその行為の原始的なルーツに立ち戻っています。また自然の要素を素材と制作過程に取り入れながら、彼らは住まいと道具のみ成らずライフスタイルまでもデザインし直しています。

この展覧会はリー・エデルコート氏が「ポスト・フォッシル」クリエーターと見なす71人の参加者による130点以上の作品を集めたものです。このコレクションは「明日のデザイナーは未来を築くために過去とどう向き合うのか」という問いを投げかけています。素材、色彩、形態、過程、テーマ、イメージ、技術、その他の要素に具体化される新しいクリエイティブなトレンドを21世紀および未来に向けて「発掘し」分析しながら、この展覧会では人類が生きていき、未来を定義するために必要なきっかけを探し求めています。

社会は今や前世紀と永久に決別する準備ができています。現在問題視されたり疑問が示されたり破綻をきたしている従来の創造行為、論理的な規則や汚点を断ち切るために。物質至上主義を脱却し、地に足のついた慎ましい物質化及び組み立て直された状況に置き換えるために。

ここ何十年もの間の最悪の金融危機の余波で、魅力的で効率的なデザインの利益のためのデザインの時代は終わりを迎えます。新世代のデザイナーと建築家は時々原始時代に戻りながら、自身のルーツを辿り、彼らの地上界を洗練し、その歴史を研究しています。

リー・エデルコート氏
このプロセスにおいて、デザイナーたちは木材、獣皮、パルプ、繊維、土と火を好み、自然で持続可能な素材を用いてデザインを規定します。まるで現代の穴居人のように住まいを再発見し道具や人工機械を新たにデザインし、さらに慎ましく内容の充実した生活様式のための古風な慣習を概念化します。
明日のフレッド&ウィルマ・フリンストーンのように。
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