
この計画はグリニッジ・サウス・プロジェクトの一環として、ニューヨーク市のDowntownAllianceより依頼を受け、かつて世界貿易センタービルがあった南側の敷地41エーカーを再開発することを目的としている。

「グリニッジ・サウスに位置するこのタワーは、Downtown Allianceから依頼された巨大なプロジェクトの一環をなすもので、現在そして近い将来ローワー・マンハッタンのこの地域を、民間と公共部門の両面から再開発することを目的にしています。敷地やプロジェクトに関するこれらの概要は、長期的な視点にたった計画の一部であることを意味します」IwamotoScott社のクレイグ・スコット氏はこのように述べています。

上の写真はTransparent Houseの提供によるもので、それ以外の写真はすべて IwamotoScott建築事務所から提供されたものである。
以下はIwamotoScott建築事務所からの詳細である。
ローワー・マンハッタン、グリニッジ・サウスのエドガー・ストリート・タワー
IwamotoScott建築事務所
エドガー・ストリート・タワーは、IwamotoScott建築事務所が手がけたプロジェクトで、 Architecture Research Office、 Beyer Blinder Belle Architects & Planners、さらに OPENによって計画されたグリニッジ・サウス再開発構想計画の一環です。この事業に携わった建築家、芸術家、そしてデザイナーは、次の通りです。 Coen + Partners、 DeWitt Godfrey、 IwamotoScott Architecture、 Jorge Colmbo、 Lewis.Tsuramaki.Lewis Architects、 Morphosis、 Rafael Lozano-Hemmer、 Transolar Climate Engineering、WORKac。

エドガー・ストリート・タワーは、広大なマンハッタンの都市部と見事に調和した、この地に相応しい建築です。そのデザインの根底にあるのは、初期のマンハッタン再開発計画構想に盛り込まれた、建築、経済基盤、さらに公共施設の要素が混在した新しいプロジェクトです。

タワーは、グリニッジとワシントンを結ぶ東西に延びるエドガー・ストリートを再構築するものです。らせん状になってせり上がるタワー内の通路は、途中の傾斜が緩む個所で広いフロアースペースになった後、摩天楼最上階にあるロビーと公共スペースに至ります。タワー最上階にあるこのスペースは、北側にマンハッタン地区の幹線道路を臨み、五番街に隣接しています。

様々な要素が計画的に組み込まれたエドガー・ストリート・タワーは、地域に根ざすと同時に、ローワー・マンハッタン地区の公共性を高める建築になっています。広い用途と広大なスケールを誇るこの建築は、北側の五番街沿いにある代表的な公共、文化、商業建築に見られる壮大な構想や多様性を反映したものと言えます。この「整然とした」異種混在によって、生活、労働、芸術、活動、商業、さらに公共図書館の分室のスペースが実現します。

これらの施設は、タワーの中心部に広がる空洞を囲むように配置され、光ファイバーを使用した外壁を通して入る日光により明るさが保たれます。

さらに、各フロアー内側の空洞部には、植物栽培用の濾過装置を備えたガラスが採用され、それによって常に新鮮な空気が供給されます。夜間になると、光ファイバーの外壁は、内蔵された太陽電池システムによって内側から照らされます。

巨大な規模を誇るエドガー・ストリート・タワーは、敷地の特異性を生かすことで遠くからでも目立つ存在であり、その躍動感あふれる外観は、往来する人々にとって都市の象徴であり、目印としての役目も果たす建築になります。

プロジェクト責任者
IwamotoScott 主任建築士:Lisa Iwamoto & Craig Scott

IwamotoScottプロジェクトチーム:Ryan Golenberg, Stephanie Lin, John Kim, Blake Altshuler

写真提供:IwamotoScott(NightAerialの写真はTransparent House提供による)
投稿/マーカス・フェアーズ
翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
Dezeen記事(オリジナル)はこちら。



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