
アーバン・ビーチと呼ばれるこのデザインは、プラットフォームが水面に向かって傾斜しており、プラットフォームに巻き付くような形で高架細長路が眺望デッキを形成する。

建築事務所からの説明は以下の通り。
従来の方法でプロジェクトを獲得する代わりに、O+Aではそれ自身のいくつものイニシアチブを広げる試みをしています。プロジェクトのひとつとして、この浮かぶアーバン・ビーチをアムステルダムのIJ川に提案します。

O+Aは都市を様々な意味(価値)のパッチワークと捉えています。あらゆる通りのどの角にも誰か一人もしくは複数の人々のための、また何か一つのもしくはそれ以上の理由のための特別な価値をもつ何かがあります。歴史、プログラム、利用者、出来事、そしてもちろん建築が一緒になってこのパッチワークの実現化において役割を果たしています。

不動産開発において最も重要な問題の一つは、営業に関する見地です。何かまだ存在しないものに価値を生み出そうと、ディベロッパーは莫大なエネルギーとお金を営業に費やしています。広告物、ウェブサイト、フォルダーやイメージは前もって決められた対象客層のために前もって決められた幸福の青写真によって描かれています。IJ川における浮かぶスイミングプールを自ら提案することによって、潜在的なユーザーが彼ら自身の敷地に対するイメージを作り出すことができる何かを創造することをはるかに自然な方法でO+Aは試みています。未来の建設用地と公共プログラムを合体させることで、都市居住者は楽しみながらその場所に親近感を持ち始めるでしょう。比較的緩和な投資によって、ディベロッパーはアムステルダムの有益な娯楽施設を増やしながら、不動産を運用することができます。

浮かぶスイミングプールは都市のかなり多くの局面に触れているので、とても興味深いプロジェクトです。アムステルダムの自治体は持続性を積極的に考慮し始めており、それについては大変意欲的です。この努力における画期的な出来事の一つとしてAmsterdam Waterstad(アムステルダム・水の都)2010があげられます。多くのイニシアチブが、持続性と水に関してアムステルダムを有名にするための依頼を受けています。その見解から、IJ川で泳ぐ人々のイメージはこの街の水質に対する証しとなるでしょう。この議論と平行して、国家の政治家はさらに都市部での水泳可能なロケーションを求めています。要するに、浮かぶスイミングプールは同じく市民、企業、政府を魅了するポテンシャルを持っているのです。

デザインにおいて、スイミングプールは周囲に十分な公共空間を確保しています。この基本的類型論はオブジェクトをさらにフレキシブルにするために組み合わされています。野外シアターが夏には設けられたり冬にはウェルネスセンターが設けられたりするでしょう。傾斜した表面はIJ川へのアクセスするためだけに存在する都市のビーチとして提案されます。この全てが起こるうる明確な形態はプログラムと利用者の変化を助長するようなフレームワークとして機能します。

現在、O+Aはこのプロジェクトのための財政的、政治的、そして政府の基盤を追求しているところです。
翻訳者:壽藤美智子


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