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HHD_FUNによる埋め込まれたプロジェクト

かなり遅ればせながら、北京のスタジオHHD_FUNによる上海万博のためのパビリオンを紹介する。表面が三角形で構成され、そのエレメントが分割され、また分割されてフラクタルなパターンを織り成している。
 

これは埋め込まれたプロジェクトと呼ばれ、2008年10月にアーチストのXu wenkai氏とのコラボレーションで建設された。


それは想像上の建物や訪問者の動きに対応したGoogle Earthのマッピングプログラムからのイメージを投影するインスタレーションを内包している。


DezeenのHHD_FUNに関する記事:YJP Administrative Center (January 2010)

Dezeenのパビリオントップ10を参照。


デザイナーからのテキストは以下のとおり



埋め込まれたプロジェクト

Aaajiao (Xu Wenkai)とのコラボレーション


この仮設的なインターアクティブインスタレーションは、我々の生物界、社会、生態学を観察、知覚、調査する「複合システム」のコンセプトに基づいています。仮想建築が、インスタレーション内部スペースの床面に映し出されるGoogle Earthで認識できる様々な都市や地域に入り込んでいます。運動センサーが内部スペースでの参加者の動きを追跡し、プロジェクターがこれらの情報入力に関して対応します。このインターアクティブな技術を使用することで、参加者たちは彼らの体の置換を変えたり、投影される領域内でお互いの距離を変えたりすることによって、投影される場面を始動させたり制御させたりできます。参加者はGoogle Earthの映写に埋め込まれたアルゴリズムの建築と同様に、特殊な視点で地球や都市、広大な土地を眺めることができます。

このシステムは人々の動きと視覚的経験、「都市のメッセージ」の間の明白な、しかし不確実な論理的関係性を確立します。参加者はプロジェクションにおいての都市の変化の過程を観察することができます。




箱の表面は三角形のフラクタルパターンをもとにした回帰アルゴリズムを使って設計しました。各三角形はさらに小さな三角形とより緻密なパターンを作成するために、なんども細分化されたり、亀裂を入れられています。各段階で3つの分割片のうち2つが割れることによって表層の隅々までスケールの変化を作り出すので、ひとつの大きな分割片はそのままの状態で残ります。それぞれの分割で、12cmほど垂直に新しい三角形が立ち上がり、インスタレーションの外見に立体的な表層パターンを作り出しています。



伝統的な建築デザイン論を捨てて、コンピュータによる演算法を使用し、アーチスト(建築家)は伝統的なトップダウン設計法への挑戦を模索しています。アルゴリズムの論理と物理的建築の実施過程の結びつきは予想しなかった結果をもたらしています。これらの結果を視覚化するために、発生したデジタルデータ(立体建築方法論)がGoogle Earth の投影イメージに埋め込まれました。従ってインスタレーションデザインはそれ自身の物理的、建築的表明内に取り込まれているのです。


翻訳者:壽藤美智子

Dezeen記事(オリジナル)はこちら

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