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東京デザイナーズウィーク インタビュー
イルゼ・クロフォード

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東京デザイナーズウィーク2009 
東京デザイナーズウィーク公式ガイドブック掲載のショートインタビューシリーズ第三弾では、デザイナーのイルゼ・クロフォードが、人々を結びつけるデザインへの関心を語る。


人をつなぐ家具やデサインを
作ることへの関心
ーーーイルゼ・クロフォード


デサインの世界は最近、やや同好会的なものになってきているように思えます。しかし、そこを飛び越えて、その周りで経済的、社会的、そして政治的に何が起こっているのかを認識する必要があります。私は、人と健康をテーマに、10年前にオランダにデザイン課を作りました。社会を支え、世界とそれを取り巻くものを発展させ充実させる、人間性に満ちた新しいデザインを考えることに、私は強く惹きつけられているのです。私にとっては、それこそがグリーンなデザインの目的なのです。

新しいものを作り出すことはとても大切だと思います。しかし時に、前に進み続けることをやめ、一歩下がってみることも大切だと思うのです。新しいものをつくるためだけに新しいものを作るのは、考えもなく繰り返し続ける機械と同じです。すでにある知識をもとにすることが、解決への最短距離となることも多いのです。CO2の排出量を削減する一番の方法は、まず私たちがすでに所有しているプロダクトをみんなでシェアすることです。それこそが、デザインの知的たる部分です。新しいアイデアを大量に作り出す必要はないのです。ただ信念と使命感を持って、すでにあるアイデアを適応させていけばよいのです。

私の新しい家具コレクション、「食事をするための椅子」は、共同体と共有をテーマにデザインしました。しっかりとした作りの栗の木のベンチ、長椅子、スツールからなるコレクションです。今までレストランやカフェのデザインを手がけてきて気づいたのは、多くの椅子があるなかで、人と人とをつなぐものは、ごくわずかしかないという点です。デザインを見てわかるように、その多くが離れて配置されるようにできています。人と人をつなぐ家具とデザインを作ることに、私の関心はあるのです。


イルゼ・クロフォード:スタジオ・イルゼの代表者で、家具・インテリアを手がけるデザイナー。


アートディレクション/ミーシャ・ウィードマン
インタビュー/マライカ・ビング

このインタビューは、東京デザイナーズウィークの公式ガイドブックに掲載されたもの。ガイドブックのプロデュースはDezeen、アートディレクションはミーシャ・ウィードマンによる。


ショートインタビューシリーズの過去の記事はこちら。

東京におけるデザインイベントに関してはこちらの分野別記事を参照。





投稿者/ローズ・エサリントン

Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら


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