
ロッテルダムのPasel Kuenzel architectsが、ライデン(オランダ)でかつて畜殺場だった場所に亜鉛メッキを施した家をデザインした。

V21K01と呼ばれるこの建物は、オランダの建築事務所MVRDVによるマスタープランの一部である。

建物のファサードは亜鉛のパネルで覆われている。

窓が床から天井までを占める開放感のある間取りによって、一階の窓からは周囲の歴史的建造物を見渡せる。

台所と寝室は地階に位置しており、屋根には木で覆われたテラスがある。

写真撮影: Marcel van der Burg - primabeeld
建築事務所からの詳細は以下。
V21K01
オランダではプロフェッショナルではない人々が、都市再開発というコンテクストで、こうしたプロジェクトを利用して個人宅を開発するのはつい最近まで稀なことでした。しかし危機的状況の中し、オランダ政府は都市部への民間投資を活発化させることで、何とかこうした古いしきたりを終結させようと尽力しています。

同国の住宅空間計画局憲章により、オランダでは新築の3分の1が民間企業による開発でなくてはならないと定めています。

ライデンといえばオランダ最古の大学都市ですが、この街の歴史的なシティセンターに位置する畜殺場跡の再開発は、そうした例としては最大かつ最も代表的なものとなります。

pasel.kuenzel設計事務所のデザインしたV21K01は目を引く住宅で、歴史的な都市のはずれに位置し、19世紀の古典的なオランダ住宅類型学に新たな解釈を与えています。

無煙炭で事前に緑青された亜鉛を使ったスムーズ仕上げのファサードは、先陣たちの職人芸やスケールを決して無視することなく、近隣の建造物のレンガ造りのファサードに引けをとらず、また時代に合った現代的な方法で同調しています。

V21K01は、クライアントの日常ルーティンを外から眺めることができ、頂上に屋上デッキを設けるという、二つのまったく異なる物語りから出来ています。

閉じた隠れ家のような地階は、各空間が特別な連続性をもっているのに対し、一階はより一般的なスペースとしてデザインされており、床から天井までのガラスばりのファサードを持った正真正銘のBel-Etage(建物の主要階のこと) となっています。

近隣建造物の隣接した既存ファサードが空間自体の視覚限界となり、歴史的コンテクストの真っ只中にこの家を配置します。

最後に、ゆったりとした屋上テラスを建物のてっぺんに設けることで、屋上にライデンの歴史的中心街の塔や風車と建物の間に視覚的なリンクを確立しています。
翻訳者/ ハートフル・ジャパン 武田浩美
Dezeen記事(オリジナル)は、こちら。


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