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Suppose Design Officeデザインの美容室「ロッジ」

日本の建築家Suppose Design Officeが広島市に完成させた美容室は、室内を囲むように張り巡らされた帯状の鏡が特徴的だ。

「ロッジ」と呼ばれるこの美容院は、客の頭の高さに設置された棚と帯状の鏡によって三か所に仕切られ、座った時にプライバシーが保たれるような構造になっている。


室内には木製の調度品がむき出しのまま置かれ、客が座る場所以外は、鏡につや消しを施している。


DezeenのSuppose Design Officeに関する記事は下記の通り。


Karis, a boutique made of cardboard tubes (February 2010)
Cloud at Designtide Tokyo (November 2009)
Nature Factory (August 2009)
House in Minamimachi (July 2009)
House in Matsuyama (July 2009)
House in Nagoya (July 2009)
House in Saijo (July 2009)
House in Jigozen (June 2009)
House in Sakuragawa (June 2009)
House in Kamakura (June 2009)


Suppose Design Officeからの詳しい情報は以下の通り。






「ロッジ」

「デザインを考える時、私は画一的な考えを捨て、空間をイメージします。」



「私にとって、常識というものをすべて払拭することが、従来の概念を越えた斬新な空間を生み出す鍵になります。」建築家、谷尻誠氏はこのように述べています。


「私にとって、美容室「ロッジ」のデザインは、一般的な概念から脱皮することで生まれました。



店内は客と従業員の要求を同時に満たせるよう、プライベートとオープンスペースの2つに分かれています。客が座る場所は、壁を使わず、鏡と棚によって仕切られた3つのスペースで構成されています。宙に浮いているような鏡は、客の目の高さに設置され、中央のスペースを仕切る長い連続した壁の役目も果たしています。



鏡と棚が設置されているために、座っている客の様子は、外から完全に遮断され、プライバシーが守られる快適な空間を作り出します。その一方で、従業員は仕切り越しに店内全体を把握することができます。



この容院では、仕切りの高さを調節することで、客と従業員の全く異なる要求を同時に満たすスペースが完成しました。さらに、店内を囲む反射性のステンレス製プレートによって空間に連続性が生まれ、鏡が組み込まれ高周波振動加工を施した表面は、躍動感に満ちています。


美容室が持つ画一的な概念を払拭し、空間における各機能の相互関係を考えることは、美容室のデザインにより多くの多様性があることに気づく契機になりました。谷尻誠氏が重視するのは、空間自体をデザインすることよりも、基礎となる構想をデザインすることのであり、この方法によって、本来の機能を保ちつつ、新しい空間を創造する可能性が広がるという考え方なのです。


投稿/ローズ・エサリントン


翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨

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