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ピーター・ピヒラーが写真家のためにデザインした別荘


イタリア、ボルツァーノの建築家ピーター・ピヒラー(Peter Pichler)氏が写真家のためにデザインした住宅は、片側の広い窓がプレゼンテーションをする際、映写用の壁として利用できるのが特徴だ。

 

写真家の セリーナ・フォン・マンシュタイン(Cellina von Mannstein)氏のために設計されたこの家は、スタジオと居住スペースから成り、それらは敷地内にある木を囲む中庭によって分離されている。


上下二階から成る居住スペースは上の棟を外側にずらす構造にすることで、片側がテラスに、そして反対側が玄関の天蓋になるよう設計されている。

スタジオの片側にある広い窓の表面は、映写やプレゼンテーション用のスクリーンとして利用できる。


建築家からの説明は以下の通り。



イタリア北部にある著名な写真家セリーナ・フォン・マンシュタイン氏の別荘は、リンゴの木々に囲まれた広大な農地に建てられ、長い歴史を持つフォルスト醸造所とエッシュ河に隣接しています。周囲を山々に囲まれたこの敷地は、代表的な渓谷へと続き、二本の古いクルミの木と東側の小さな川が印象的です。


 

このプロジェクトの中核を成す構想は、二本の木を保存し、その内の一本を建物の構造の中に組み込むことでした。そのようにして組み込まれた空間は、「緑の中庭」となって建物を2つに分離します。依頼主の要望により、一方が住居に、もう一方が写真スタジオになります。住居の部分は上下二階に分かれ、上下の棟を僅かにずらして設計することによって、下の北側は玄関の天蓋に、上の南側はテラスになります。


下の居住スペースはオープン設計の間取りにして、プールを望む南向きのテラスに隣接しています。建物全体が高さのある土台によって支えられているため、内側からも素晴らしい景色が堪能できます。

さらに目を引くのは中庭にある木で、可動式のガラス窓から眺めたり触れたりできます。中庭から入ることができる西側の写真スタジオは、突き当りにある広いガラス窓に特徴があります。この「スクリーン」は、光を取り込むと同時に、(幕で覆うことにより)巨大な映写用の壁としても利用でき、さながらプレゼンテーション用のドライブ・イン・シアターになります。


外からも見える広い通路は、居住スペースから写真スタジオの外に至るまで建物全体を結んでいます。寝室のある最上階は、橋によって広いテラスになっている写真スタジオの屋上と繋がっています。



一階には駐車スペースがあり、北側から入ることができます。建物全体の外装は、黒いアルミパネルを使用し、その形からは古い箱型のカメラを連想させます。



投稿/アントニア・アナスタシアディ

翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨

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