
ストックホルム2010:先週開催されたストックホルム・ファニチャーフェア/ Stockholm Furniture Fair にて、スウェーデンのデザイナー Jonas Wagell 氏が、「森」と「都市」を表現したインスタレーションのデザインバーを手がけた。


2つの空間それぞれにWagell氏所有の家具と照明がセッティングされ、森にぽっかり浮かぶ白い雲や産業の象徴ともいえる黒煙に見立てた数々の巨大バルーンが天井から吊るされている。


「ストックホルム2010」 に関するDezeenの全記事は our special category を参照。
ストックホルム・ファニチャーフェアからの説明は以下のとおり。
デザインバーのデザインとグラフィックについて。
「ストックホルム・ファニチャーフェア&ノーザン・ライトフェア 2010」内にあるデザインバーの創作担当は、建築家兼デザイナー Jonas Wagell氏へ白羽の矢が立ちました。色彩・スタイル・空間解釈を楽しめる3Dインスタレーションとなっています。

Jonas Wagell氏が手がけるデザインバーは「打合わせスペース」と「憩いのスペース」で構成されています。この2種類の空間は互いに刺激しあい、見る者に感動と驚きを与えます。シンプルな演出と相反するスタイルを取り込むことで、人間が何の疑問も持たず生活している環境の本質を表現したかったのです。

Jonas Wagell氏は次のように語っています。「シンプルな手法と素材を利用して、壮大な表現力と強い個性を持つ環境を創作しました。数日内には取り壊されてしまう運命にある展示会場は、瞬く間に出来あがる簡易的な構造となっています。大掛かりな規模の環境を創造するのではなく、一過性の意義を甘受しながらいずれ消え去ってしまうデザインやグラフィックの空間作りに挑むことに魅了されました。たとえそれが美しく洗練された建造物に仕上がらなくても・・・。」

「ストックホルム・ファニチャーフェア&ノーザン・ライトフェア」のプロジェクト・マネージャー セシリア・ニーベルグ氏は発表しました。「「ストックホルム2010」開催にあたり、お知らせがあります。デザインバーは ホールA / 東口 に新しく作られる場所へ移転させます。また来年は、デザインバーの隣りにVIPラウンジがお目見えします。」

Jonas Wagell氏は、デザインバーの全デザイン、さらにはVIPラウンジのデザインをも一任されました。この空間は、2つのセクションで構成されています。同一のコンセプト性を持ちながら、全く異なる感性と空間が表現されています。バーエリアではスナックが提供され、来訪者が飲み物やコーヒーを片手にリラックスできる場となっています。一方、隔離されたVIPラウンジは、打合わせや会話を考慮してよりプライバシーを保てるよう座席を配置しています。

Jonas Wagell氏は、プロジェクト・マネージメントやマーケティングの経験もある建築家兼デザイナーです。2008年、氏は国際的な雑誌 ウォールペーパー / Wallpaper の「今熱い世界の若手建築家50人」の一人に選ばれました。また、「ミニハウス・コンセプト」は在英国スウェーデン商工会議所の「2008年 イノベーション・アワード」を受賞しました。

2009年、Wagell氏はデザインレーベル「ハッピー・インダストリー / Happy Industry」を立ち上げ、ウォールペーパー誌 "Best of Stockholm Design Week 2009" の栄冠に輝いた初のコレクションを展開しました。

展示と実際のバーが混在するデザインバーの目的は、スウェーデンのデザイナーやデザイン・グループを紹介することです。これまで、建築マイスター「Marge」、デザイン・グループ「Front」、デザイン・デュオ「BrobergRidderstråle」、デザイン・デュオ「Save our Souls」がこのプロジェクトを手がけてきました。昨年は、デザイナー集団「Camp Site」が担当しました。

投稿 / ローズ・エサリントン
翻訳 / ハートフル・ジャパン 福田美和
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