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モーリツ・ワルドマイヤーがU2ボノのためにデザインした衣装Laser Stage Suit

遅ればせながら、ドイツ出身のデザイナー、モーリツ・ワルドマイヤー(Moritz Waldemeyer)氏が、現在世界各地で公演を続けるU2のボノ氏にデザインしたレーザー・スーツの公式画像を紹介しよう。




 

240個のレーザーが装着されたこのスーツは、昨年夏にスタートしたU2の 360°世界公演のために制作された。


モーリツ・ワルドマイヤー氏に関するDezeenの記事は以下の通り。

Customised guitars for OK Go (January 2010)
Bono's laser jacket (first pictures, July 2009)
OK Go stage costumes (November 2007)
Laser dresses for Hussein Chalayan (October 2007)
Video dresses for Hussein Chalayan (April 2007)
Hussein Chalayan runway show in Paris (March 2007)


以下は、昨年7月のツアー開催に当たりモーリツ・ワルドマイヤー氏が書いた情報である。


U2のボノ氏にデザインした衣装Laser Stage Suit

モーリツ・ワルドマイヤー氏デザインの衣装で飾ったグランドフィナーレのアンコールは、バルセロナのカンプ・ノウ・スタジアムで行われたU2の360° ツアー幕開けに相応しい壮大なステージとなりました。この衣装を着ることで、アーティストと観客を隔てる従来のスポットライトは不要になり、ボノ氏は自ら何千人もの観客に向かって光を放つことができるのです。衣装から放たれる光線によって観客との相互作用やアーティストの個性がショー全体に溢れ、瞬時に煌めく一筋の光は、文字通りボノ氏と観客一人一人を結びつけるのです。これによって生まれるボノ氏の陶酔感が、観客の聴覚、視覚、さらに魂に訴えかけるのです。


映画『ターミネーター』を思わせるボノ氏の奇抜な衣装は、袖と胴体の部分に240個のレーザーが埋め込まれ、ボノ氏の影がスタジアムの隅々まで広がり、観客を照らす何百もの閃光によってボノ氏の動作一つ一つが拡大されます。ボノ氏はまさに音楽と一体になった見事な芸術と化すのです。氏は現代のアイドル歌手のように次々と光を放ち、そのレーザー光線によって、ボノ氏と観客の間に起こる強烈な相互感情が視覚的に表現されます。

技術者でもありデザイナーでもあるモーリツ・ワルドマイヤー氏は、発光ダイオードやレーザー光線を斬新に取り入れ、ファッションや家具を始め音楽や舞台に至るあらゆる分野で作品を手掛けています。旧東ドイツ出身のモーリツ・ワルドマイヤー氏は、ロンドンに渡りKings Collegeで技術者としての訓練を受け、2001年に修士号を取得しました。その後、フセイン・チャラヤン、ザハ・ハディッド、フィリップ・スタルク各氏などの世界的に著名なデザイナーや建築家と共同で作品を制作してきました。ワルドマイヤー氏は、科学技術と創作芸術を同時に兼ね備えた独自のプロジェクト遂行にも情熱を傾けています。

U2 360°ツアーは、ヨーロッパやアメリカで44回の公演を開きます。公演では衣裳からステージに至るまで、斬新なデザインで構成されています。公演初日の夜、ボノ氏は「我々が今立っているステージはグアディー氏のデザインです」と宣言しました。このツアーの呼び物である観客席中央に張られたクモの巣のような円形状の舞台は、ウイリー・ウイリアムズ氏とマーク・フィシャー氏のデザインによるものです。音響や照明設備を舞台上に設置することで、出演者と観客を遮る従来の壁が撤去されます。ワルドマイヤー氏の衣装デザインは舞台のデザインと完璧に調和し、出演者と観客が一体となった壮大なスケールの公演が実現します。ツアー開始とともに、さらにワルドマイヤー氏のより魅力あふれるデザインが見られることでしょう。 


U2 360°ツアーはヨーロッパ15の都市で開催され、8月22日のCardiff's Millennium公演を最後に北米に移動し、9月12日でのシカゴを皮切りに20回の公演が予定されています。2009年にスタートしたツアーは、44回の公演で300万人の観客を見込んでいます。

 


投稿/マーカス・フェアーズ

翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨

Dezeen記事(オリジナル)はこちら

 

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