
鳩小屋スタジオと呼ばれるこの建物は、尖った内陣を持ち、もともとの建物の内部と同じ空間を引用している。

北側の屋根の天窓は、海に向かって沼地を見下ろすことのできるコーナー窓やテーブルなどがある中二階を含むベニヤ板の貼られた内部空間を照らす。

鉄鋼は防水製の箱を形成するために溶接され、現場で組み立てられてからクレーンで持ち上げられ、レンガの外殻に挿入された。

建築事務所からの説明は以下の通り。
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鳩小屋スタジオ
鳩小屋スタジオはサフォーク海岸の工業用建物の廃墟に形成する、ベンジャミン・ブリテン氏が設立したスネイプ・モルティングスにある国際的に有名なミュージックキャンパスの一部です。

ブリテン氏は陸地と海の境界にある葦床のとても抽象的な風景に触発されました。この境界に直接建っている19世紀の鳩小屋の廃墟、それは沼地を横切ってその境界に面しています。

鳩小屋スタジオはその廃墟に存在しています。廃墟の横で組み立てられ、溶接が完了してからクレーンで挿入された構造体の張殻であるコーテンスティール製の「中身」はヴィクトリア時代の構造物の内部ボリュームを表しています。

上:プロジェクト前の朽ちた鳩小屋
建物は船の外皮のように厳しい気候にも耐えるため、完全に1つの個体として溶接され、内皮として簡素なベニヤが貼られました。

上:クレーンによって新しいコーテン製の構造体が挿入されるところ
大きな北側の光天窓はアーチストのために均等な光を供給します、一方書斎デスクのある小さな中二階のプラットフォームには完全に開放されるガラスのコーナー窓が組み込まれており、海に向かって沼地を超えて遠くまで見渡すことができます。
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単一なボリュームはアーティストレジデンスとして利用されます。(簡易キッチン付きのワンルームとして機能。)または、ミュージシャンのリハーサルやパフォーマンススペースとして(中庭に隣接して大きな開閉可能なドアがある。)、スタッフが会議や一時的な展示スペースとして利用することもできます。
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新しい構造体が挿入される際に、既存の廃墟を安定させるために最小限の必然的なレンガ修復が行われました。
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既存の窓の老朽化はそのまま残され、鳩小屋の周りに生息する植物は熟成と老朽の自然のプロセスが持続可能なように保護されました。
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コーテンスティール製の構造体が挿入される前に、新旧構造体の間を雨水がよく流れ落ちるように基礎レベルで新しい排水溝が勾配をもって成形され、ドアの敷居のあたりで溝に流れ込むようにしました。内部空間の壁と天井は断熱が施してあり、高性能湿気調整層でシーリングがしてあります。コーテン製の殻の中に材木の「箱」をつくるために小ぎれいなベニヤで裏打ちされています。積層状のベニヤシートはまた階段、手すり面、そして中二階にも貼られています。
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プロジェクト名:鳩小屋スタジオ
所在地:スネイプ・モルティングス、スネイプ、サフォーク
施工開始:2009年1月
着工:2009年8月
外形述床面積:30㎡
建築事務所:ハーワーズ・トンプキンス
施主:オルデバラ・ミュージック
建設会社:エリストン・ステディ・アンド・ホウズ(ビルディング)リミテッド
構造エンジニア:プライス・アンド・メイヤーズLLP
環境エンジニア:エルネスト・グリフィス
CDMコーディネータ:PFBコンサルテーション・マネージメント・サービスリミテッド
翻訳/壽藤美智子
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