
パパ・タラフマラ舞台カンパニーによるパフォーマンス、『パンク・ドン・キホーテ』は、騎士道の話に取り付かれ、気が狂っていく男の話。

トラフ建築設計事務所は、芝居の背景として白い可動可能なブロックでできた家形のセットをデザインした。

役者たちが異なるシーンで必要に応じてブロックを再構築するものの、芝居の進行に沿って徐々に家が崩壊していく。

トラフ建築設計事務所についてはDezeenの記事にて:
Nissan Y150 Dream Front pavilion (June 2009)
House in Kohoku (September 2008)
Kiriko Bottles (November 2007)
Nike Air Force 1 Store (November 2007)
Boolean interior (November 2007)
House in Yokohama (November 2007)

トラフ建築設計事務所からの説明は以下の通り:
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パパ・タラフマラ『パンク・ドン・キホーテ』
パパ・タラフマラの設立者、小池博史が生み出すパフォーミングアートシーンでの我々の役割は同カンパニーの新作公演『パンク・ドン・キホーテ』のステージセットをデザインすることでした。

パパ・タラフマラのパフォーマンスは、演劇、ミュージカルそしてダンスを混ぜたようなものであると同時にしばしば、どれにも当てはまることのないものです。静的な背景はもはや問題外で、ダイナミックな方法で芝居に沿って徐々に変容していく舞台を提案しました。

奇怪な妄想に取り付かれた父とその家族たちを取り巻くストーリー。芝居は現代の問題を明るくそして悲観的でなく希望をもって扱っています。

芝居が進行していくにつれて家族が崩壊していく、それを象徴する白い壁の家が時間が経つと共に腐食していくような舞台装置を提案しました。

パパ・タラフマラの舞台ではセットを組み替えるために照明を暗転しないので、移行するような形でひとつのシーンにおける動きが次のシーンのセットを準備するのを演出するようなディテールに十分配慮しました。

構造体のパーツはひっくり返り、移動し、または舞台からそっくりそのまま排除され、それは徐々に家と言う意味を失っていきます。ちょうど完成したパズルをばらばらにするように、舞台全体と分解されたパーツはパフォーマンスの一部に組み込まれていきます。

芝居の最後には、三角屋根は逆立ちするようにひっくり返り、観客に全く異なる光景を与えます。突然人間とその奇怪な動物たちとの関係が逆転します。

話は家と家庭が崩壊に陥るというショッキングなクライマックスを迎えます。

主要用途:舞台美術
会場:あうるすぽっと、豊島区立舞台芸術交流センター
延床面積:116㎡
施工:C-COM、滝沢金属工業
設計期間:2009.07−2009.11
施工期間:2009.11
会期:2009.12.11−12.20
写真撮影:阿野太一(その他)、小池博史(06,11,14,21,23)、ナムジュンホ(09)


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