
ロンドンのデザイナー、アシフ・カーン氏はDesign Museum Londonの Designers in Residence のプログラムの一環として、凍結乾燥させた花で出来ているテーブルや椅子のインスタレーションを発表した。

「Harvest(収穫)」と呼ばれるこのプロジェクトの目的は、ロンドンでよく見かける草花を用いて家具を製作することである。

これらの家具は、カスミソウの絡まる特性を利用している。

材料となる植物は収穫後鋳型に入れ、数週間に渡り凍結乾燥させた後、アマニ油をベースにした樹脂で接着する。

このプロジェクトはデザイン・ミュージアムの外にあるThe Tankで3月15日まで展示されている。

「Harvest(収穫)」はDesigners in Residenceという企画の一環としてDesign Museum Londonで現在開催されているプロジェクトです。今年は5人のデザイナーが招待され、各自が生活する地域の状況に即した企画を考案することで、美術館の幅広い来訪者にメッセージを伝えることが可能になりました。

このプロジェクトの原点は、ロンドンに生息する植物を利用して日用品を作ることでした。編み込み、鋳造、凍結乾燥、さらに硬化の過程を経て家具が制作されます。工業用の凍結乾燥室で、素材となる鋳型に入れた植物を保存し、その間水分の抜き取り作業を数週間に渡り行いました。そして最後に、アマニ油をベースにした樹脂で接着しました。

制作過程では、カスミソウが持つ枝の形や、絡まりながら群生する特性を利用しました。完成品は、素材の種類を最小限に抑えながらも、十分な長さと量感あふれる構造になっています。頑丈さの中に、しなやかさも備えています。このプロジェクトは、人間と日用品、身近な素材、さらに生活に不可欠な品々との関わりについて深く考える機会を提供してくれたのです。アシフ氏のインスタレーションは、デザイン・ミュージアム正面の川沿いにあるDesign Museum Tankに展示されています。この展示会は3月15日まで開催され、ベサン・ウッド氏やデザイン集団Farmの新しい作品も展示されます。

展示会情報:
テーマ: Designers in Residence, Design Museum
所在地: Design Museum, Shad Thames, London SE1 2YD
開催日程:2010年1月27日~3月15日
投稿/クリス・バーンズ
翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
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