
新しい建物は、再生グラスブロックに包まれ、4つの中庭の周辺に計画された6つの構造物から成り立つ。

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写真著作権:Christian Richters/VIEW.
デービッド・チッパーフィールド・アーキテクツからの説明は以下の通り。
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Folkwang美術館
1902年にカール・エルンスト・オストハウスによってハーゲンに設立されたFolkwang美術館はヨーロッパで最初のコンテンポラリーアートの美術館でした。最も重要な作品は、ナチスがコレクションを略奪していた時期を除いて、1922年よりハーゲンからエッセンに移されていました。それゆえ美術館は高度な収集活動をすることができました。今日、Folkwang美術館はドイツにおいて古典近代の最も知名度の高い美術館のひとつです。
2007年に、デービッド・チッパーフィールド・アーキテクツはエッセン市が行った美術館増築の国際建築設計競技で優勝しました。その1年前にはアルフリード・クルップ・フォン・ボーエン&ハルバッハ財団の責務理事会会長のベルトルド・バイツ教授が、財団が新築工事の費用を負担する唯一のスポンサーになることを発表していました。建物はヴォルフグループの会社であるノイバウミュージアムフォルクワング有限会社によって建設されました。美術館のオープニングは、エッセンとルーア地方で行われる最も重要な文化イベントで、ヨーロピアンキャピタルオブカルチャー2010と同時期に開催されます。
デービッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる新館は、6つの建物、4つの中庭、庭園とギャラリーなど全体の建築的要素を受け継ぎながら旧館を補足しているような設計になっています。一般客がアクセスできる領域は既存の展示エリアと継ぎ目なく繋がっています。ゆとりのある開放的な階段はビスマルク通りから、レストランやブックストアのある開放的な内部的中庭のある、ガラス壁面によって通りより保護された新しいロビーへ続きます。
来館者は天井高6mにも及ぶ展示エリア、図書館と閲覧室、多目的ホール、イベントスペース、倉庫と修復室など異なる空間の連続に迎えられます。床には円柱に使われているセメント石の色と素材感に似た砂磨セメントが使われています。半透明の雪花石膏のようなファサードは再生ガラススラブの大きな角板でできています。ファサードの色は自然光の変化で移り変わっていきます。統一された窓開口部は外壁と同一面で収めています。この増築された新館はエッセンの都心部に向かって一直線上にあり、隣接する文化研究施設と共に、新しい都市建築的アクセントを与えるでしょう。
プロジェクト開始:2007
竣工:2009
開館:2010
延べ床面積:24,800㎡
施主:アルフリード・クルップ・フォン・ボーエン&ハルバッハ財団代表ノイバウミュージアムフォルクワング有限会社
構造:技術コンサルティング ピュール&ベッカーVBI、セロナイト&シュナイダー有限会社
サービスエンジニア:ギーセン・ギルホフ・ローマンス民法組合、BBTエンジニア
外壁コンサルタント:コンテク外壁コンサルタント、パツデラ株式会社
照明エンジニア:アラップ
ランドスケープ建築家:マインホフ・ハッセ計画事務所
写真:クリスチャン・リヒタース
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