
パリのデザインスタジオ、Lanアーキテクツが受賞を果たしたフランスMouvauxの集合住宅は、テラス式のデザインが特徴だ。

117の住居ユニットは様々なレンガの模様で覆われ、その効果は視覚的にその住居開発全体を
をより小さな要素の集まりのように見せる。

このプロジェクトは84戸の賃貸住宅と33戸の個人住宅、さらに数戸の店舗で構成される。

2013年の完成を目指している。

建築家からの説明は以下の通り。
町の歴史や環境との一体化を実現可能にする新しい建築に基づく都市の構築は、新たな街づくりの上で大きな課題です。

我々はこのような視点に立ち、さらに住宅、車、人が集う公共スペースの位置づけや再構築、そして都市環境などの要素も考慮に入れながらこのプロジェクトを進めていきます。それらが全てプロジェクトの中に組み込まれることで、新しい持続可能な都市モデルが完成します。我々がMouvauxの都市環境を構成する建築の用途や構造を分析することでたどり着いた結論は、社交性とプライバシーが同時に維持できる中間的な住宅環境の概念に基づくハイブリッド型住宅という発想でした。

我々の発想が正しいことは、すでにその地域を構成している建築物の規模や都市の構造を見ることで明らかです。この新しいプロジェクトを遂行する上で何よりも考えなくてはならないのは、このような(持続可能な)都市環境なのです。

新しい都市モデル
この計画の目的は、家族向けの一戸建て住宅に求められる特徴や設備に、人が集うスペースを加えた新しい共同住宅を建築することです。我々はそれぞれの機能に相応しい充実して多様性に富むイメージを創造するために、空間のあり方を模索しました。

我々はこのプロジェクトを一つの統一体と考え、そこでは個々の要素が地域を構成する上で、明確な役割を担っています。容器(場所)と中身(建築)の関係は逆転し、(人を中心にした)新しい建物によって公共のスペースが創造されるのです。

歴史と文化
中世よりMouvauxの住民は、主として繊維産業に従事してきました。新しい住宅の外観には織物の幾何学模様を取り入れていませんが、注意して観察すると、フランス北部特有の煉瓦に、織物の「サージ」と「サテン」が常に様々な形で描かれていたことは明らかなのです。

企画
117集合住宅(賃貸住宅84戸、個人住宅33戸)及び店舗
所在地:ville de Mouvaux中心部
依頼主:acarat - Groupe G.H.I. - Notre Logis
工費:12,1Mユーロ
工期:2009年~2013年
投稿:クリス・バーンズ
翻訳:ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
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