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ニック・オールマン制作家具「思いもよらぬ機能」展


アメリカのデザイナー、ニック・オールマン氏は、インディアナポリス市にあるデーン・ジョンソンギャラリーで、照明が壁から剥ぎ取られたように見えるインスタレーションを制作した。

 

Unintended Functions(思いもよらぬ機能)と呼ばれるこのプロジェクトでは、漆喰の内側から飛び出した棚や引き出しなども展示されている。


写真:Polina Osherov Photography.


ニック・オールマン氏からの説明は以下の通り。


アトリエ用の家具デザイナーであるニック・オールマン氏が取り組んでいるのは、家具と芸術の融合です。破壊をテーマにした一連の作品Unintended Functionsを制作することで、氏のコンセプトに基づく家具はデザインの限界を問いかけ、家具が持つ機能性と洗練という一般的な概念を覆します。

木の幹を利用した即席の椅子のように、素材の荒削りな形の中に、それらの実用性が初めは隠されてしまいます。



見た目には単なる壊れた壁に過ぎないものが、時とともに実用性が明らかになり、家具として空間に溶け込んでいくのです。驚きとともに、それを受け入れ、そして最後に家具としての実用性を認めるという一連の過程によって、機能を重視する物にも個性的な洗練さが必要であることを問いかけているのです。



これらの作品に利用される素材や工程によって、手工芸とは何かという問題が曖昧になります。勿論制作者が作品を作る過程で伝統的な手法を取り入れていることは見る側に明白ですが、動機が分かりにくいのです。この曖昧さが、見る側に作品における手工芸の役割を考えさせ、「作品は単なる偶然の結果に過ぎないのか」という問題を提起するのです。



ニック・オールマン氏はインディアナポリスを拠点に活動するデザイナーで、2010年の春にはHerron School of Art and Designで家具デザインのBFA(美術学士)を修了する予定です。


アルコランプ

素材:EMTコンジット、プラスターボード、電球


入口用小テーブル

素材:シカモア


引き出し

素材:マホガニー、クルミ、カエデ、プラスターボードの4タイプ

 

投稿:ローズ・エサリントン

翻訳:ハートフル・ジャパン 鳴海 亨

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