
チェコ共和国の建築家A1アーキテクツは、ギャラリーとコンセプトショップを一つにした66 Gallery and Botas Concept Storeを完成させた。

この店ではチェコのブランド、ボタス社の高級トレーニングシューズBotas Classic 66 trainersの改良型製品を販売している。

このトレーニングシューズ(写真上)は、チェコのグラフィックデザイナーであるヤコブ・コーラス氏とジャン・クロス氏によってデザインされた。

ギャラリー(写真上、下)には芸術作品が展示され、その中にはデザイン集団OKOLOによる分解された高級バイクCezeta 175のインスタレーションもある。

撮影:A1アーキテクツ

建築家からの説明は以下の通り。
所在地:KONVIKTSKÁ Street, Prague 1 - old town
A1アーキテクツ:Lenka KRemenová, David Maštálka

歴史的幕開けとなる最初のBotas Concept Store and 66galleryが、2009年12月にチェコ共和国のプラハにオープンしました。66galleryという名前は、チェコが生んだボタス社の高級トレーニングシューズBotas Classic 66に由来し、それをプラハにあるAcademy of Arts, Architecture and Design出身の若手グラフィックデザイナー、ヤコブ・コーラスとジャン・クロス両氏が優れた改良型製品に仕上げました。

内装のデザインは依頼主からの2つの要望に沿ったもので、52m2の床面積の中に1000個の靴箱を収納することができ、さらに現代芸術の小さなギャラリーを兼ね備えたコンセプトショップとしての機能も果たします。

我々は全体のスペースを2つに分けました。一つは大きな窓を利用した明るい純白のギャラリーで、それとは対照的な暗い(黒を基調にした)Botas Concept Storeは、66コレクションのために特別にデザインされた靴の細かな仕様や、黄色い箱の模様が十分目立つように工夫されています。

靴や箱がこの店の重要なモチーフであり、それらは店内を囲むように配置されている黒を基調にした棚に、目立つよう垂直に整然と陳列されています。この周到に設計されたデザインによって、わずか18m2のスペースが実際より広く見えるのです。この店舗には、靴と一緒に最大750個の靴箱を収納できるスペースがあります。

客はその場で靴の型やサイズを全て見ることができ、一方店員は陳列されている商品を全て視野に入れて確認することができます。全てのBotas Classic 66モデルを陳列しているこのコンセプトショップは、商品の売れ筋が一目で分かるグラフの役目も果たしています。

店舗のレイアウトである、周囲を囲むように配置された商品棚や数字の6を模った移動式の家具は、66Galleryのロゴをイメージしたものです。棚の後ろのスペースは、化粧室、倉庫、従業員の事務所として利用します。ギャラリーの入口にはガラス張りの棚が設置され、他のファッションアクセサリーを展示することができます。

空間が狭いことは、A1アーキテクツにとって非常に大きな課題です。Botas Concept Storeの内装は、小さな店舗を広く見せ、同時に独特な雰囲気を作り出すという点で、実験的な試みであったと言えます。

66ギャラリーでOKOLOによって初めて企画されたこのプロジェクトは、CZ anatomyと呼ばれ、そこでは1950年代に製造されたバイクCezeta 175が分解された状態で展示されています。この展示は、ボタス社のトレーニングシューズの原型にもなった1960年代の発想やデザインを思い出させるものです。

依頼主:Radoslav Kuba / artport s.r.o.
デザイン:Lenka Kremenová, David Maštálka(A1アーキテクツ)
建築:A1アーキテクツ
協力:ヤコブ・コーラス、ジャン・クロス、A1アーキテクツ
家具:Emtandem
延べ床面積:52m2
完成:2009年秋
投稿:マーカス・フェアーズ
翻訳:ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
Dezeen記事(オリジナル)はこちら。

コメントする