モルテニ&C ソファ提供のインタビュー映像、第二弾。
英国人デザイナー、マシュー・ヒルトンがDezeen編集長マーカス・フェアーズに語るのは、国籍や文化がデザインに及ぼす影響や、イタリアと英国のデザイン文化の比較についてなどである。
Molteni&C Sofa Chats: Matthew Hilton from Dezeen on Vimeo.
インタビュー内容(概要)
---あなたは非常に英国的なデザイナーと考えられていますね。英国出身で、英国で活躍している、地に足のついた誠実なデザイナーである、という。。。
そうですね。自分がそういった一般的な英国のイメージを持たれていることは意識しています。それがいい方に作用しているかどうかはわかりませんが。
---グローバリゼーションなどによって、国によるデザインの違いはなくなったと思いますか?
イタリアのプロダクトは、今でも世界的に影響が大きく重要性も高いです。イタリアデザインを模倣する人は非常に多いですね。しかし例えばオランダなどもよいデザインを作り出していますし、他の国からも力のあるデザイナーが生まれ、そういう人がイタリアで活躍したりもしているのです。ですから、各国間のデザインの違いというのは不明瞭になってきていると思います。イタリアデザインだけがもてはやされる傾向は次第になくなってきており、僕個人としてはそのほうが面白いと感じます。最近の傾向としては、世界中を飛び回りながらではなく、地域内でものを作ることが多い気がしますが、その傾向がしだいに小規模な、地域に根付いたプロダクションなどの評価につながっていくのではないでしょうか。
---イタリアのデザイン業界とは深いつながりを?
最近はそれほどではありません。多くの人が、デザイナーとして成功するにはイタリアで活躍しなければと思っていますが、それはもはや正しくないでしょう。他の国も、まだイタリアに追いつくほどではないにせよ、成長をしてきています。確かにミラノのフェアは今でも世界で最も重要なフェアですが、今回の100% Design in London も大変印象的だったし、英国にもいいデザイナーがたくさんいます。イタリアデザインが非常に栄え、ヴィコ・マジストレッティ、エットレ・ソットサス、コロンボといった人々を輩出した50、60年代とは、変わってきていると思います。
---今名前が出たのがあなたに影響を与えたデザイナー?
そうですね。僕は70年代後半に学生時代を過ごしました。彼らは今なお僕の仕事に影響を与え続けています。
---イタリアと他の国との間にみられる、デザインビジネスの違いは?
他の国と比べるとイタリアでは、デザインプロセスが対話の中で進められる傾向があります。とてもリラックスした感じで、そこにはしかも自分の生きている文化がより深く関わってくるように思います。着ている服、食べ物、車など、日常がデザインの一部を形成するのです。そのやりかたは僕にしてみると、ちょっと曖昧な感じがありますね。僕が慣れているのは、何をするべきかについて考えをまとめてそれから仕事をするという、明快なやりかたなのです。
---あなたの尊敬するイタリアのデザイナーは?
先ほど言った人々ですね。マジストレッティ、ソットサス、ジオ・ポンティ。。。マジストレッティがおそらく、僕にとって最も大きな存在ですね。
イルゼ・クロフォード、ナイジェル・コーツのインタビューも近日中に配信予定。
このシリーズの第一弾、アリック・レヴィのインタビューはこちら。
投稿者/ブラッド・ターナー
Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら。

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