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アリック・レヴィ インタビュー
100% Design in Londonにて

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モルテニ&Cソファ提供のインタビュー映像、第一弾。

先月開かれた100% Design in Londonにて、デザイナーのアリック・レヴィがDezeen編集長マーカス・フェアーズのインタビューに答え、イタリアとイスラエルという二つの国におけるデザイン文化の類似と相違について語る。

Molteni&C Sofa Chats: Arik Levy from Dezeen on Vimeo.


インタビュー内容(概要)


---あなたのバックグラウンドについて教えてください。

私はイスラエルの出身です。他の国とくらべるとイスラエルは「常にサバイバル」の国。不屈の精神がなければやっていけません。不平を言ってる暇はなく、常に上を目指して努力するより他にないのです。問題があれば解決を考えます。そういうところから来た僕のような人間は、よりリラックスできる環境にいても、その不屈さをいい方向に活かすことが出来ると思います。


---イタリアでデザインの仕事をしてみた印象は?

地中海的でフレキシブル。何かを提案したとき、他の場所なら「無理だ」という反応が返ってきそうな場合でも、ここでは「いいね、やってみよう」という答えが聞かれます。これまでにテーブルなどのプロダクトをいくつか作ったけれど、とても順調に行きました。周りの人も、製作過程や素材・コスト・目的などを明確にしてくれる、プロフェッショナルで精密な仕事ぶりでした。イタリア語はうまく話せないけれどなんとかやっています。人も生活スタイルも、気に入っています。


---異なる国から生まれてくるデザインの違いについてはどう思いますか?

いい質問ですね。それはこれまで、あまり深く考えられたことのない事柄だと思います。

人はそれぞれ異なる文化的背景を持っていますが、デザインに関してナショナリスティックになる必要はないと思います。僕たちが住んでいる世界はより自由になりつつあって、現代では、国境で限られた世界に生きているわけではありません。同国人とだけ結婚するとか、一種類の食べ物しか食べない、などということはもうないでしょう。


---デザイナーを目指していたとき、あこがれたデザイナー、作家は誰ですか?

僕は29歳の時に始めてデザイン教育を受けました。遅いスタートです。

デザイン史などに関しての素養は、僕にはありませんでした。学校では、先生が見せる100のスライドを見て、作品名や、作者、制作年代などを当てるという授業がありましたが、僕が正解したのはそのうちたったの3つでした。60とか70とかを当てられるヨーロッパ出身の他の生徒たちと比べて、僕がいかに無知なのかを知りました。そういう僕だったので、特にあこがれの作家やデザイナーがいたわけではありません。僕は実際の仕事を通して様々なことを学んできました。ヨーロッパのデザイン文化が自分の中に組み込まれていないことを弱点だとは思っていません。それは単に僕の特性だというだけです。


---イタリアデザインは生き延びるでしょうか?

生き延びると思います。なぜなら特別さを持っているからです。

イタリアでは工業デザインはほとんど手工業と言ってよいくらいで、家具デザインの分野では本当に少量を生産しています。マスプロダクションでは全くありません。ですが、中国に代表されるような大量生産性やグローバリズムが脅威になるかというと、そうは思いません。家具デザインがファッション的であることをやめ、本来あるべき姿に立ち戻るなら、そばに置いたときにそのよさや違いのわかるデザインによって、イタリアのデザインは生きながらえていくでしょう。



イルゼ・クロフォード、マシュー・ヒルトン、ナイジェル・コーツのインタビューも後日配信予定。



投稿者/ブラッド・ターナー


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