キングストン大学の卒業生Xiaoli Wenが、水の流れで成形したポーセリンの瓶を創った。
Water-Shaped Bottles(「水のかたち」の瓶)と呼ばれるこのプロジェクトで、デザイナーは廃品のプラスチック容器とガラス瓶からシリコン・ラバーの型を取った。
型には石膏が流され、流れる水の下に吊り下げられて固められていく。
こうした鋳造物がスリップキャスト様式で、最終的にはポーセリンのボトルとなる。
デザイナーからのメッセージはこちら。
水のかたちをしたボトル −−「変える」のか「変えられる」のか?
XIAOLI WEN
水は自分の形を持ちません。容器によって形を変えます。その水が今、容器の形を変えることで、自分自身の形を決めようとしています。これは、能動性と受動性、変えるのか変えられるのかといった、哲学的思想といえるでしょう。
このプロジェクトでは、水(この場合は「川」)が液体容器の形を変える創造的な力としての働きを持ちます。
人々が無頓着に川に投げ捨てる瓶−ミネラル・ウォーター、コカコーラ、ビール、ウィスキー、ジン−から少数の瓶が選ばれました。水の中での試行錯誤を行いながら、いつしかこうした廃棄瓶は、そのプロセスの中で川の精神が詩的に表現されたものとして進化していくのです。
最終的に仕上がったポーセリンのオブジェはコルク付きの新しい瓶、あるいは花瓶として使うことができます。新しい容器に水を注ぐとき、中の水は水そのものの形となります。
工程
元となる瓶を選ぶ
ボトルを薄い石灰層で覆う
粘土で覆ったボトルから、石膏型を2面作る
シリコン・ラバーをボトルが入った石膏型に注ぐ
柔軟性のあるシリコン・ラバー型を取り出す
石膏を柔軟性のあるシリコン・ラバー型に流し込む
型を密閉する
型を魚捕り用の網に入れる
網を川の流れに吊るす
半時間の間そのまま保つ
石膏が固まるまで待つ
形のついた石膏型を取り出す
形のついた石膏型から新しい型を再製する
ポーセリンの瓶をスリップ・キャストする
完成
投稿者/ローズ・エサリントン
翻訳者/ハートフル・ジャパン 武田浩美
Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら。

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