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ワールドワイドなデザインシーンを伝えるUK発のデザインWEBマガジン「dezeen.com」からセレクトしたデザインニュースの日本語訳版。当コンテンツの掲載内容・記事・写真の著作権は、コチラをご覧ください。RSS

クライン・ダイサム・アーキテクツ作品展
ギャラリー・間にて


東京を拠点に活動するクライン・ダイサム・アーキテクツから送られた写真を紹介する。今年初めに東京のギャラリー・間で開かれた彼らの作品展を写したものである。
(以前の我々の記事に掲載された誤りをご指摘くださったことについてジーン・スノー氏にお礼を申し上げます)

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20という数字をテーマにしたこの展示は、建築家自身の手によってデザインされた。


ギャラリーの一階と中庭に、作品の写真が、東京のレストランでよく見かけるようなイルミネーションのある看板に貼られて、展示されている。


ギャラリーの二階には彼らのプロジェクトによる20体の作品が置かれている。通常土産品を作る際に使われる、レーザーエッチングされた12cm四方のアクリル製の塊で出来たものだ。

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個々の作品は黒い塗装を施した部屋の中で、回転テーブルの上に展示され、下から照明で照らされる。

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展示に関する詳しい情報はこちら

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クライン・ダイサム・アーキテクツからの詳しい情報は以下の通り。


日本で最も重要な建築ギャラリーであるギャラリー・間によるこの展示会は、20という数字をテーマにしました。20という数字はKDa(クライン・ダイサム・アーキテクツ)にとって深い意味を持つ数字です。今年がKDaの創設20周年だからというだけではありません。世界各地で開かれているデザイナーによるトークショー「ペチャクチャナイト」で使われているスライドの枚数は「20」であり、その上映時間は「20」秒。さらに今年は伊勢神宮が再建されてから「20」年目でもあります。最も重要なことに「20」は日本人の成人年齢でもあるのです。

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展示はギャラリーの一階と二階、さらに中庭を全て使いました。今回の展示に見られるKDaデザインの特徴は、都心でごく普通に見かける素材、物、アイデアへの称賛です。日本の文化にあまりにも浸透しているため、普通の人にはほとんど気づかれることもないものを取り上げました。

一階のギャラリーは、東京にあるほとんどのバー(飲み屋)が外の通りに出している移動式の「看板」で埋め尽くされています。上側にネオンサインと「入口はこちら」を示す大きな矢印を付けた看板によって、KDaプロジェクトの写真が背後から映し出されます。これらの看板はギャラリーと隣接した中庭にも置かれています。内と外の境目をぼかすことでギャラリーの空間が広く感じられるようになっているのです。ここでは「看板」が中庭を囲む塀の上に置かれているため、下の通りからも良く見え「クライン・ダイサムはこちら」と人々に呼びかけています。

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ほとんどの出展者はギャラリーの二階に作品を展示します。ここでも身の回りにある物からヒントを得てKDaは、3Dプリントの技術を利用しました。この技術は、東京タワーのような地元の観光名所で売られているような、パースペックス製の安い土産物を作る時に使われるものです。デザイナーは、加工できる大きさとしては一番大きい12cm x 12cmのアクリル製の塊を用い、この技術を用いて12体の作品を制作しました。レーザーを使った作品は細部に至るまで克明に映し出され、視覚的にも優れた質を備えたものとなっています。真横から見ると立体的、上から見ると平面、他の角度から見ると建物全体の透視図が映し出されます。

黒い塗装を施した部屋に展示されたこの作品群は、静物ではありません。個々の作品は下から照らされ、ゆっくりと回転するテーブルの上に展示されています。作品は4つのL字型をした壁の上に展示され、それぞれの壁は黒い毛羽立ったカーペットに包まれており、安楽椅子の背もたれになっています。ここでは入場者がiPodでタッチすると、アストリッド氏やマーク氏の最近の講演を聞いたり、KDaプロジェクトの写真ライブラリーを見ることができるようになっています。



投稿者/ローズ・エサリントン
翻訳者/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨


Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら

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