デザイナーのRobert Gaukrogerがイギリスの湖水地方にある森林開拓地に、支柱で支えてある、木で作った3つの教室を完成した。

ウィンダミア地方にあるエルレー・プレパラトリー・スクールのためにデザインしたこの学校は、豆の鞘のような3つの建造物がイングリッシュ・チェスナットの木で作られた屋根の中に隠れている。








その建造物はうねのある木骨作りで、ダグラス・ファーの支柱の上に持ち上げられている。

3つの部屋を連結するデッキは、プラスチックの牛乳容器の再生素材とと木の削り屑で作られている。その部分は夏の間だけ戸外教室として使われる。

学期以外の期間は、ギャラリーやイベントに使うことを想定している。

写真/ショーン・コンボイ

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Rob Gaukrogerの建築事務所が、湖水地方国立公園内のウィンダミアでエルレー・プリパラトリー・スクールのために「森の学校」プロジェクトを完了したところです。これはしかしGaukroger氏が行ってきた、環境配慮型で建築的な意識の高いプロジェクトにおける、新しいムーブメントの始まりに過ぎません。

甲板には再生したプラスチックの牛乳瓶と木屑を混合したものを利用するなど、主に木材と他の素材を使ったローテク建築の傑作といえます。

Rob Gaukrogerは我々に、このプロジェクトがどういう風に始まったかを話してくれます。
「国が援助したプロジェクトではありませんでしたので、予算は当初から厳しかったです。アイディアからプランニングを経て実際の建設に至る間の3年間、私はデザイン料を請求していません。現場で加わってくれた少人数チームの助けを借りながら、建物の大部分は私が自分自身で建設したものです。この学校の会計係が厳しい予算をやりくりしてくれたおかげで、少ない資金を最大限に活用することができました」
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Rob Gaukrogerは「湖水地方国立公園」の計画機関と密接に活動してきました。この計画機関は、かつては現代建築には興味を持たない風通しの悪い団体とみなされていましたが、現在は湖水地方国立公園に新しい建築の時代をもたらしています。
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現在計画段階の数々のプロジェクトや形と素材の混合など、Rob Gaukrogerの作品は未来のエキサイティングな展望を作り出してくれます。「現在私は一連の興味深いプロジェクトに取り組んでいます。ちょうど1970年代の個人宅の一部をアップサイクルし、サーモウッドとヒマラヤ杉の屋根板で覆ったところです。この屋根板は、建物を外部から非常によく防護し、また窓の開口部分を減らしてくれます。建造物に今、新たな命が吹き込まれたのです。現在の白いコンクリートの壁やフェルトの屋根のおかげで、見違えるような姿に変わりました」
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「アップサイクリングは、今後我々が進むべき方向です。1960年、70年、80年台の建物にはコンクリートで作られたものがたくさんあります。これらは残すには価値がないと思われていますが、ちょっと考えてみると、断熱材として優れており中にはすぐれたデザインのものもあります。こうした建物を廃棄処分するのではなく、新しい建物として蘇らせることができます。既存のコンクリートの建物の外側を防御することで、建物の構造から熱が発生しますが、それがどのように反応し機能するのかを再考するのです。」
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Rob Gaukrogerの建築事務所はウィンダミアを拠点としていますが、自身の理念が時代を先取りしていることを信じる氏は、この湖水地方にもっと大きな事務所を構える準備をしています。「これからの12か月の間に、デザイン・チームを任命し、アップサイクル、リサイクル、そして環境に負担の少ない建築とデザインに全力を注いでいきます」






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