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トーチギャラリーでティンカーベル作品展

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オランダのパフォーマンスアーティストであり、自分の飼っている猫の毛でハンドバッグ(写真上)を作ったことで一躍有名になったティンカーベル氏が、今週末よりアムステルダムのトーチギャラリーで作品展を開催する。

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「Looove TINKEBELL」と名付けられた、新しいトーチマイスターに捧げるこの展示会は、過去4年間の彼の作品を網羅している。

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ティンカーベル氏からの説明は以下の通り。



「Looove TINKEBELL」

新しいトーチマイスターに捧げる



ティンカーベル氏によるショー

2009年10月31日(土)~11月28日(土)


作曲家ワン・トリック・ポニーによる公演

10月31日(土) 午後5時~午後7時


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写真上/「子ウサギ」


トーチギャラリーにとって、オランダの芸術家でパフォーマンスアーティストでもあるティンカーベル氏の過去4年間の集大成となる「新しいトーチマイスターに捧げる作品展「Looove TINKEBELL」を開催できることは、喜びに尽きません。この作品展では、新作「ALMOST18+ for your pleasure (2009)」の展示を始め、Baby Bunnies seriesを撮り続けてきた写真家ミリアム・ミュラー氏撮影の、限定版ポスターの発売も行われます。この作品展は、ティンカーベル氏に代表作を捧げた、新進の作曲家ワン・トリック・ポニー(Lowlands Festival)の特別公演で幕を開けます。公演は作品展初日の10月31日(土)午後5時から午後7時までです。


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写真上/「彼女の名は・・・」


作品展「Looove TINKEBELL」を見ると、過去4年間に渡るティンカーベル氏のインスタレーション、プロジェクト、そしてパフォーマンスを年代順に鑑賞できます。「私の可愛い猫ちゃんピンケルジェ(2004年)」は、自分の猫の毛で作った財布で、発表と同時に物議をかもしました。一連のパフォーマンスを記録した「彼女の名は・・・(2008年)」では、代表作である三匹の剥製の犬と、それらを引連れてシカゴ、ロサンジェルス、北京の街を歩くティンカーベル氏の写真が見られます。さらに、インスタレーションでありひとつの事件ともいえる「SAVE THE PET(1)(2008年)」の映像が公開されます。100匹のハムスターが一つ一つのプラスチックボールの中で転げ回る様は、展示スペースを生きたインスタレーションへと変貌させます。



写真上/「SAVE THE PET」


トーチギャラリーでは、鑑賞者の心をかき乱す「Baby Bunnies(2008年)」も展示されます。剥製にされた動物たちが、愛すべき生き物から使い捨ての「もの」へと変わっていく様を見せることで、人間の使い捨て社会に疑問を投げかけている作品です。この展示会開催中に著書『親愛なるティンカーベル様』の特別編集版が発売されますが、その中ではティンカーベル氏が受け取った嫌がらせのメールと、さらに重要なことには、それらのメールを送った人たちが誰であるかを追跡した、ネットを使っての徹底的な調査の記録が紹介されています。「ALMOST 18+ for your pleasure」シリーズは、ウェブサイト「Almost18+」の画像をダウンロードして氏自身が脚色したもので、このサイトは、悲しいことに性的虐待を受けた若い女性が登場するSMを、毎日アップロードしていることで知られているものです。


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剥製の動物であれ、ポルノであれ、または嫌がらせメールであれ、ティンカーベル氏がそれらを使ってやろうとしていることは、無形のものや言葉を持たないものを用いて、人間の心の奥に潜む恐怖や欲望と戯れるということです。氏は死やセックスを始め、羞恥、欲の対象、そしてさらには消費につながるあらゆる物を楽しみながら扱っているのです。メディアの世界(イメージを作り出す)と統合の儀式(そこではメディア社会のあらゆる人と物が消費の対象となる)の間に存在する複雑な関係を、トーチギャラリーの創設者で今年4月に亡くなったエイドリアン・ファン・デル・ハーヴ氏は良く理解していました。ティンカーベル氏はこの展示会を、彼自身と、彼の後継者としてトーチギャラリーの新しい経営責任者になった息子のモー・ファン・デル・ハーヴ氏に捧げています。自らをトーチマイスターと呼んでいたエイドリアン・ファン・デル・ハーヴ氏をしのんで、ティンカーベル氏は息子のモー・ファン・デル・ハーヴ氏をder neuen TORCHmeister(新しいトーチマイスター)と命名したのです。


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写真上/著作『Dearest Tinkebelle』本文より


ティンカーベル氏は1979年オランダのゴースで生まれ、ティルブルグの美術学校に通ったのち、アムスレルダムのサンドバーグ・インスティテュート大学院課程でデザインを学びました。 


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作品展「Looove TINKEBELL 新しいトーチマイスターに捧げる」は、2009年10月31日から11月28日までアムステルダムのトーチギャラリーで開催されています。開会式は10月31日午後5時から7時まで行われ、ワン・トリック・ポニーの特別音楽会で幕を開けます。ティンカーベル氏の著書『親愛なるティンカーベル様』と、Baby Bunnies seriesを撮り続けてきた写真家ミリアム・ミュラー氏の協力によって実現した、限定版ポスターの発売もギャラリーで行われます。





投稿者/マーカス・フェアーズ

翻訳者/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨



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