イタリア人のデザイン学校卒業生による焼いたオブジェシリーズが、アイントホーフェンの展示会で紹介された。フォルマファンタズマ のAndrea TrimarchiとSimone Farresinの二人による作品である。

この「ベークド」コレクションは、小麦粉やコーヒー、ホウレンソウ、その他の食品から作られており、アイントホーフェンにある4Apostelen教会のGetting Lostという展示の一部をなしている。

Trimarchi と Farresinは、デザイン・アカデミー・アイントホーフェンの今年の卒業生。この作品のアイデアの元となったのは、祝祭の際に建築的なオブジェを焼いて装飾に使うという、シシリア島の慣習である。

オランダ・デザイン・ウィークの全記事はこちらの分野別記事を参照。

デザイナーからのメッセージはこちら。
フォルマファンタズマ Andrea Trimarchi、Simone Farresin

「ベークド」は、オランダ・デザイン・ウィーク開催中に「Getting Lost」のテーマで開催された展示会用の作品です。

デザインの過程において迷う(getting lost)というのは、美しく贅沢なことです―それは、どこへ行き着くのかわからないまま、直感と好奇心にまかせて進んでいくということなのです。このプロジェクトにあたって私たちは、アイディア、写真、技法などの、自分たちが忘れてしまったデザインの "思い出の品々"を振り返ってみました。

「ベークド」は、粉を使った素材から建築装飾品を作るという、サレミに伝わるシシリアの民族祭りからインスピレーションを得ました。

このプロジェクトは、パンと小麦粉という日常生活に欠かせない根本的で基本的な素材と、焼いたり調理したといった職人の技に敬意を表したものです。

その結果が、粉、コーヒー、ココア、ほうれんそうなどの、台所にある材料から作った容器です。塩、セラックニス、スパイスのような自然素材と混ぜて耐久性を高めました。
容器に付けられた伸縮性のベルトが、作品に洗練された趣を添えています。またそれを使ってベークドオブジェをいろいろにアレンジすることもできるのです。
「ベークド」は現在進行中のアートです。よく出来たレシピと同じで、時間をかけながら人の手によって修正され、洗練の度を加えていく作品なのです。
投稿者/マーカス・フェアーズ
翻訳者/ハートフル・ジャパン 武田浩美
Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら。

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