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パイクループ グラマジオ&コーラー作

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スイスの建築家グラマジオ氏とコーラー氏が考案した、ロボットによる壁の組み立てが、今月末ニューヨークで始まる。


写真上2点:2008年ベニスビエンナーレで発表された「構造振動」


2008年のベニスビエンナーレで受賞を果たしたインスタレーション「構造振動」のの組み立てにも、このロボットR-O-Bが使われた(写真下)。



写真上:トレーラーに載せられ「パイクループ」を組み立て中のR-O-B

「パイクループ」と呼ばれる彫刻のような煉瓦の壁が、ニューヨークのパイク通りに新しく作られ、4週間にわたってその構築過程がすべて一般公開される。組み立ては9月29日に始まる。


写真上:トレーラーに載せられたR-O-B


ロボットは荷台の低いトレーラーに載せられ、壁に沿って移動しながら7千個以上もの煉瓦を積み重ねていく。



チューリッヒ工科大学の建築家によって、産業用ロボットを使った本格的な、自動建築についての研究が3年にわたって行われてきたが、今回の公開組み立て作業はその研究が新段階に入ったことを意味する。



研究者のグラマジオ氏とコーラー氏はまた、ニューヨークのストアフロント美術・建築ギャラリーで、彼らの研究内容も同時に展示する予定だ。





ストアフロントギャラリーから発表された詳細は下記の通り。


9月29日、ストアーフロント美術・建築ギャラリーでは新しい展示会が始まります。チューリッヒ工科大学で過去3年間にわたり、スイスの建築家グラマジオ氏とコーラー氏が取り組んできた、産業用ロボットを使った本格的な自動建築の研究を紹介するというものです。

同時に、実際のロボットによる組み立て作業「パイクループ」が行われます。それはアメリカにおける、産業用ロボットを使った初めての建築プロジェクトです。

ロボットR-O-Bはパイク通りに設置され、完全に一般公開された状態で、煉瓦を用いた壁の組み立作業を最大4週間行います。出来上がる作品は、その場所の特性を反映した彫刻的なものとなります。

近年2008年ベニスで開かれた建築ビエンナーレで受賞を果たした「構造振動」というインスタレーションを組み立てたのもこのロボットです。パイクループの展示では7千個以上の煉瓦が集められ、無限のループが歩行者用の安全地帯沿いに張り巡らされます。

リズムを変えながら、ループは地面から離れ一番高いところで輪を作ります。この展示はニューヨーク市運輸局が行う都市芸術プログラムと連動するかたちで実現しました。

スイスのチューリッヒ工科大学建築学部での研究によって生まれたグラマジオ氏・コーラー氏のこの作品は、通常自動車の組み立てや精密作業をこなす産業用ロボットが、高度に複雑な建造物を組み立てることができるか、という可能性を探求したものといえます。

これらのロボットの正確さ、力そして速さは、過去に類を見ないほど複雑で入り組んだ建造物の組み立てを可能にしています。グラマジオ氏とコーラー氏の作品は、建築の自動化という分野での最先端技術を象徴しているといえるでしょう。

長い間建築家たちは、模型スケールでCNCフライス盤や三次元印刷のような自動構築方法を用いて研究を行ってきました。ここに初めてグラマジオ氏・コーラー氏の研究により、現場で実物大の組み立てができる、可動式で自動の組み立て技術の可能性を探ることができるようになったのです。

ストアフロントギャラリーの展示会では、グラマジオ氏・コーラー氏がチューリッヒ工科大学建築学部で今も引き続き行っている、自動建築に関する研究を見ることができます。「パイクループ」の作者であるロボットR-O-Bは、2008年のベニスビエンナーレで受賞を果たした「構造振動」というインスタレーションの組み立ても行いました。


研究内容展示会場:

ニューヨーク市ケンメア通り97、アストアフロント美術・建築ギャラリー

開会レセプション:

9月30日 午後7時(展示は2009年11月14日終了)

インスタレーション(壁の組み立て)会場:

ディビジョン通りとイーストブロードウエイの間のパイク通り

インスタレーション施工期間:

10月5日~10月27日

インスタレーション落成式

10月27日 午後7時



投稿者/ブラッド・ターナー

翻訳者/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨



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