
ロンドンデザインフェスティバル2009
チェコ共和国のスタジオクブスのデザイナー、マキシム・ベルコフスキーは、今週ロンドンのインテリアデザインショップ、ミントでミネラルの堆積物に覆われた作品を発表した。
「地底からの贈り物」と呼ばれるこれらの作品は、チェコの温泉地カルロヴィ・ヴァリのミネラルを豊富に含んだ温泉に浸されて作られたため、堆積物で覆われている。
ヴエルコフスキーは同様の方法で、タイプライター、ランタン、カメラといった作品を制作した。
この作品群は、作家のマックス・フレイザー氏も協力をしている「ザ・エスケイピスツ」という展示企画の一部として、ミントのギャラリーで紹介された。ちなみにマックス・フレイザー氏は『ロンドンデザインガイド2009』の中で、をロンドンのデザイン集団の中でトップ4のひとつと位置づけている。詳細はこちらを参照。
展示は9月27日まで行われた。
写真/マーティン・チャム
ヴエルコフスキー氏からの談話は以下の通り。
地下からの贈り物 ミントでの展示作品
マキシム・ヴエルコフスキー/クブススタジオ
この作品群の実験性は、それぞれのオブジェの表面に付着した自然のミネラル堆積物にあります。
どのオブジェも一定期間、ミネラル温泉の水に浸して作りました。
この効果をもたらすために、私は地下からわき出ているある有名な温泉を使いました。
ミネラルが豊富に含まれているこの温泉は、チェコの温泉地カルロヴィ・ヴァリ(カールスバード)の、地下の深いところから湧き出ています。
ここでは、温泉に落ちた木の葉は川に流れこみ、そして石に姿を変えます。まさにおとぎ話の世界です。
堆積物のベールが次第に物体を包んでいくという自然現象を見て、この「地底からの贈り物」と名付けた新作のヒントを得たのです。
ミネラルの層に覆われたオブジェは、まるで非常に長い間、何百ヤードもの海中に沈められてきたかのように見えます。
オブジェや彫刻、静物彫刻などは本来、それぞれの時代を生きた化石として、未来の世代の発掘調査を待っているのだといえるでしょう。
投稿者/ブラッド・ターナー
翻訳者/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら。

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