
スロヴェニアの建築事務所オフィス・アルヒテクティが、事務所、倉庫、店舗を備えた建物をスコフィア・ロカの工業地区に完成させた。
既に建築許可取得済みの企画を引き受けたもので、既存の計画を活かしながらの建築となった。
事前にその建設を請け負う契約をしていた建設会社を使い、既に選んであったプレハブ式コンクリートの構造を使ってのプロジェクトである。
この建物は、安全装置を作る企業のために作られたもので、コンクリート、ガラス、金属、ポリカーボネイト(熱可塑性プラスティック)仕上げになっている。
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写真の著作権/トマス・グレゴリック
オフィスからの更なる情報は以下の通り。
事務所と店舗を備えたコンクリートの箱形建築
プロジェクト開始:2007年
着工:2008年 完成:2009年
施工地:スロヴェニア スコフィア・ロカ トラタ
場所はスロヴェニアのスコフィア・ロカの工業地域。クライアント企業はこの地域の一画を建設許可書付きで既に購入していました。
建物のサイズは35Ⅹ22.5メートル、高さ11.5メートル。
更に定められた契約によると、その地域の建築には政府の建設会社とそのプレハブ技術を使うものとされており、建築図面にも動かせない規定がいくつかありました。
このプロジェクトの課題は、そういった規定を守りながらも図面を改訂し、新たな建築設計をそこに組み込むことでした。そのまま使わなければならない既存の区分もありました。
クライアント企業は安全装置と機器を製造売買する会社で、その製品の置き場所として建物の容積の3分の2が確保されるべきとされていました。
機能上の必要性により、事務所、荷積み用の倉庫、中央倉庫、荷積み機能の付いた倉庫と、4つの必要な部分が決定され、形づくられていきました。
また、サイズの異なる商品を保管しておく倉庫と、荷積みに使われる倉庫、店舗、事務所、安全についての講義をする教室も、組み込む必要がありました。
外壁は、内部の部屋区分を表した幾何的な構成となっています。区分ごとに貼られた半透明のスクリーンの奥にはコンクリートの質感が透けて見えます。建物正面には透明な2重ガラスが使われています。倉庫部分には半透明のポリカーボネートが使われ、荷物積載のための裏口が2カ所設けられています。
素材は、研磨仕上げのコンクリート、ガラス、金属とポリカーボネートの板を使用しました。
概要
施工地:スロヴェニア スコフィア ロカ トラタ
種類:倉庫
クライアント:個人
敷地面積:2500平米
建物面積:780平米
総床面積:1.080平米
店舗:75平米
事務所:150平米
講義室:150平米
倉庫:705平米
建蔽率:32%
総容積率:23%
構造:補強コンクリートープレハブ
高さ:11.7メートル
予算:180,000ユーロ
外装仕上げ:研磨仕上げのコンクリート、ガラス、金属、ポリカーボネート
完成時期:2009年9月
プロジェクト・リーダー:
ロック・オーマン、スペラ・ヴィデクニック
プロジェクト・チーム:
アンドレイ・グレゴリック、カーチャ・アルジャ、
ジャネッツ・マルティンシク、マグダレーナ・ラッカ
写真/トマス・グレゴリック
写真上:正面図
写真上:プログラムの略図
拡大画像を見るには下の設計図をクリック
投稿者/マーカス・フェアーズ
翻訳者/ハートフル・ジャパン 武田浩美
Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら。

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