「Golf's Tower」と呼ばれるこの建物は、北側はゴルフクラブ、南側は海を眺めることができる。
床から天井まで広がる前面の窓はすべて折りたたみ式で、日よけをたたむことで、薄暗い建物全体に開放感を与えてくれる。
アパートの各部屋は南側のスペースが仕切られ、北側はスペースを自由に使えるオープンプランの空間配置になっている。
室内は移動式の壁と衝立で仕切られている。
ハッケンブリオシュからの詳細である。
ペルーリマ市のサンイシドロアパートー通称「Golf's Tower」
「Golf's Tower」はリマゴルフクラブを一望できる、いわゆる「パノラマの住居」です。様々な用途に対応でき、仕切りを自由に取り外しできる部屋は、住む人自身が「内と外」の環境を作れるようになっています。
このアパートの南側の仕切られたスペースから、北側のオープンプランに続く設計により、このような状況が可能になるのです。居間、食堂、主寝室などの中心となる部屋は正面(南側)に位置し、TVルーム、書斎、台所、浴室がそれらの部屋と接しています。居間、TVルーム、食堂、台所さらに主寝室が、正面に沿って一つの連続した空間を構成することで、「パノラマの住居」の空間を最大限に体感できるのです。
アパートからの眺めは様々な設備によって調整可能です。例えば、建物の幅全体に伸びるバルコニーには可動式の日よけが取り付けられ、床から天井まで広がる正面の窓は全て折りたたみ式で、外の景色が見えるように開けることができます。食堂や台所には4枚の移動式の壁があり、居間やTVルームと仕切ることができます。主寝室は一枚の大きな移動式ドアによって居間と仕切られ、書斎はエレクトロクロムガラスによって、居間やTVルームと仕切られています。カーテンレールのループに通したカーテンは「柔らかな」雰囲気の仕切りを作り出し、そのループは天井に取り付けられているので、カーテンをいろいろな場所に掛けることができます。
他の寝室も南側の太平洋に面しています。床から天井まで伸びる可動式の窓には、正面同様外側に覆いがつけられ、視界を遮る役目をします。それらを開けている時は、内側から海が見渡せ、部屋の外側からは見えないようになっています。
建物本体はコンクリートを鋳造した構造になっています。北側は開けていて、4本の柱に支えられた柔構造になっています。建物全体を囲む鉄筋が北側を支える構造になっています。
アパートのプライバシーは外側の日よけによって守られます。日よけが全て閉じられるとアパートはがっしりとした「建築物」になり、部分的に開けるだけで、建物の雰囲気はがらりと変わります。このアパートの柔構造によって、ゴルフクラブから眺めるタワーは、まるで生き物のように変化に富む外観を作り出します。
投稿/ローズ・エサリントン
翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら。


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